ネット婚活で知り合ったアラフィフは
プロフィール盛り疑惑に加えて、
誠に失礼きわまりない男でした。


「マジでデカすぎて笑える」


状態のサワさんを見る限り、
私はもはや対象外らしいです。


こんなプロフィール盛った上に、
人を傷つけるような不躾なことを
会って間もない相手に言うような
最低嘘つきオジサンに対象外に
分類されても困ることはない。
そもそも、こちらから願い下げ。


ここまで失礼なことを言われ、
待ち合わせでは連絡も取れず
やきもきさせられてしまった上に、
美術鑑賞ができる贅沢な休日を
無駄にされたような感覚に・・・。


この怒りココアを飲んだくらいでは
収まりそうにありませんでした。


「失礼な質問とは思いますが、
なぜプロフィールに嘘を書くのですか?」


私からの質問に対してサワさんは
悪びれることもなく笑いながら


「なぜって、わかりますよね?」

「プロフィールを見られた段階で
除外されたくないからですよ」


と、もう開き直りなご様子・・・。


「でも、実際にお会いした時に
バレてしまうことですよね?」


「いや、それまでに会話を重ねて
良さをアピールできたその後に、
実際のことを言えばいいんですよ」


「嘘をついても構わないと・・・?」


「160cmの男なんて初めから
相手にされませんからね」



160cmだったのかーーー!!


15cm近くの盛りじゃないですか。
と、いうよりこの開き直り方は
軽く見上げてしまえる域であります。



「みみさんもわかりますよね?」

「良いところを見せてからでも
実際のプロフィールを開示してこそ
本当の勝負の舞台に立てるんです」



なにの同意を求められているのか
私には理解できませんでした。
私が平均よりもデカイ女だから
デカイことをひた隠しにしたい、
嘘をつきたいと考えているとでも
言っているつもりなんでしょうか。


ただ、冗談で思うことはあったり
嘆きたくなることはあっても、
私は同じにされたくありません。


「私にはわかりません」

「外見的コンプレックスを偽る方は
相手に対しても外見的な印象のみで
善し悪しを判断する方だと思います」

「私はそういう人間ではありません」


私の反撃を真っ正面から受けて
サワさんは戸惑ったような
怪訝そうな顔をされましたが、
どんな顔をされても構いません。


外見的な嘘偽りに対する怒りよりも
偽りを正当化できてしまう考え、
同じような人間に分類されること、
言い表せない大きな怒りが溢れて
冷静さを失いかけていました。