婚活をしていると結婚の二文字が
どうしようもなく心に響きます。


婚活の1つのゴールが結婚なら、
そのゴールが突然目の前に現れて
手招きされているような気持ちに
なってしまうのかもしれません。


そんな手招きに私は大きく手を振って
お別れの「バイバイ」ができるほど
出来た大人の人間ではないため、
マキさんからの申し出を断りきれず
戸惑いと警戒心も解けませんでした。


はっきりとした答えを出せるまでは
再び会うことや電話はもちろん、
メッセージの交換もしないことを
了承していただき、それに足して
しっかりと考えて答えを出したら
私の方から連絡することも約束し、
マキさんとはお別れしました。


一種の恐怖体験はしたものの、
まだ疑いや危機感なのか警戒心なのか
わからないものもありましたが、
やはり結婚の二文字を無下にする
勇気が私には出せず・・・。


マキさんの去っていく後ろ姿を
戻ってこないか何度か確認しながら
その場を離れ、再び周囲を確認。
マキさんにもう一度現れたりされたら
さすがに叫んでしまいそう・・・。


ここまで恐怖心を抱く相手ながら
考えるとか言ってしまったこと、
マキさんのことを引いてしまったり
冷めてしまえない自分がいること、
なんとも答えが出せそうにない。


ちぐはぐな感情のままで次の
面接に向かうのはなかなかの
重たいモードではありましたが、
ドタキャンするなど出来ませんし
まだ旅行の途中だと思い直し、
何度か周囲を警戒したあとに
サワさんとの待ち合わせ場所の
方向に足早に移動しました。



帰ってからしっかり考えよう!


その前にサワさんとの面接!
美術館が楽しみだ!


自分を奮い立たせて歩いていると
少しずつ気持ちも晴れてきて、
本当に楽しみに思えるようになり
単純な性格で良かったのですが、
物陰から人の気配がしたりすると
飛び上がるほどドキドキしました。


これは、サイコパスホラーばかりを
読んでいるのが祟ったのか・・・。


若干不自然な動きを時々しながら
サワさんと待ち合わせ場所である
美術館の近くまでやって来ました。


ここでも臆病風は吹きません。
臆病風よりも警戒心が勝って
それどころではないことと、
美術鑑賞が楽しみなこと、
それにサワさんとの面接は絶対に
マキさんよりソフトなはずなので
気を張る必要はないはず!


なにより、この時は重苦しくて
少し立ち止まると身動きできなく
なりそうな感覚があったため、
癒されたい一心でもありました。


こうして、マキさんとの面接から
サワさんとの面接へ移ります。