待ち合わせの時間の少し前に
ケイさんから着いたという旨の
待ちに待ったラインが届いた瞬間
私の心拍数はえげつないほど上昇。
若干体調不良になりかけながらも
周囲を高速で見回しました・・・。


ついに、ついにお会いできる。


ハリウッドスター並みに忙しい。


何か裏事情がありそうな気配の。


写真とは別人かもしれない。


加えて、まったく全然脈がない。


やり取り開始してから3ヶ月ほどが
経過してしまったラインだけの男。
ケイさん・・・ついに実物が・・・。


ケイさんからは「全身黒いから」
という不審者情報のようなヒントが
送られてきていたのですが、
周囲にはまだ不審者情報のような
黒ずくめの方は居ません。


もしかしたら写真とは別人かもと
予想していた私でしたので、
背丈や顔立ちは気にもせずに
黒ずくめの方のみに限定して
視界の限り探していました。


はやる鼓動を押さえようとしながら
こちらが不審者にみられそうなほど
キョロキョロ見回していると、
数メートル先から背が高くて
スラッとした黒ずくめの男性が
早足でやって来るのが見えました。


間違いなく、ケイさん・・・!!


写真と印象があまり変わらない
背が高くてスマートな体型の、
年齢よりも若く見られるであろう
二枚目な男性であります。
なんだか少しまぶしいほど・・・。


ケイさんも私に気がついた様子で
高速移動でもしているかのような
速さでやって近付いてくると、
目の前に立ち止まりました。


目の前に立ち止まったケイさんは
当然ながら視線が高いところから
降りてくる感覚があって、
女性としては高身長の私は今まで
見下ろされるほど高い位置から
視線を感じることが滅多になく
なんだか不思議な感覚でした。


軽い挨拶を交わそうとすると
ケイさんは先を急ぐかのごとく
「じゃあ、行きますか」と、
挨拶もそこそこに即出発!!


さすがはハリウッドスター・・・。
分刻みではなく秒刻み・・・?


そして、スタートも早ければ
移動はやはり高速移動でして・・・。
早足で追いかけても3歩ほどは
前を行ってしまうケイさん・・・。


30分しかないけど!

余計な時間はとれないけど!

早足すぎるから!!


高身長の男性の歩幅はえげつない。


また1つ学習した私は、
小走りでケイさんの後を追う形で
超短時間面接はスタートしました。