初めての合コンという舞台なのに
飲み会と化してきた異業種交流で、
はじめましてから不穏な空気を
生み出す男性のご登場であります。


端正な顔立ちだなと感じながらも
威圧的な雰囲気も持ち合わせている
「高野さん」は初対面で失礼ですが
「この人、苦手かもしれない・・・」
と、私に伝わってくるなにかが・・・。


がっつりと視線が合ってしまい、
軽く会釈してしまった私ですが
高野さんの視線はすぐに移っていき
ミホさんナナさんを見ています。
来て早々の露骨な品定め的なものと
初心者の私にも分かりやすい行動。 


なんなんだこの人・・・。


気だるそうにボディバッグを外して
鈴木さんと林さんが座っている方に
どすっと音がはっきり聞こえるような
見事な着席を見せてくれました。



この人、やっぱり無理かも。


出会って1分弱でどうしてもこの人
受け付けられないと悟った私は、
飲み物に手を伸ばし視界から排除。


豆腐メンタルで人見知りが鎮座して
社会人としてどうなのかと自覚する
根本的にダメな私ではありますが、
自分の防衛本能がこの人とは相性が
どうしても悪いと訴えています。


「マジで仕事があれで・・・押して?」

「運ねーし、ついてねーわー」


と、自己紹介の代わりに一言。


どうやらお仕事で遅れてしまって
運がなくてついてないそうです。
なぜ「押して?」を質問するような
イントネーションで発されたのか、
私には理解する気になれません。


残念ながら目の前の席に座られて
絶対的に視界から排除とはいかず、
視線を上げるときには斜め気味に
なるべく視界の中に入れないように
細心の注意をしていました。


ここまで露骨にしてしまうなんて
よろしくないことではありますが、
自分の狭い世界の中で生活してきた
私のこれまでの知り合った方々の
誰にも似ていない雰囲気でした。


ナナさんも軽く会話を交わしても
反応が返ってこないため諦め、
ミホさんにいたっては登場と同時に
さっきまでの明るい声は封印して
私よりも露骨に拒否しています。


それに、高野さんが登場された時は
「遅かったなー」など言っていた
林さんや鈴木さんまで口数が減り、
数分するとみんなで会話をするという
飲み会の雰囲気はなくなりました。


あの和やかなテーブルは何処へ?
テーブル間違えちゃいました?