結婚に踏み出すタイミングは
出会いがあったその時なのか、
お付き合いをして結婚したいなと
思えたその時なのか悩みます・・・。


マキさんは結婚したい気分だから
いい機会だし結婚してしまおう!
的なノリのような気がしました。


婚活開始の頃に現れるような
コンカツハイ的なもののような・・・。



「付き合う期間がほしいなら
話し合って決めてみたらいいよ」

「でも、結婚のことは前向きに
すぐにでも話を進めていこう」


さすが、ハイスピード男・・・。


ですが、私もここまで来てしまうと
押されてばかりもいられません。
はっきりと伝えなくてはこのまま
勢いに飲まれてしまいそうでした。


「私は結婚さえできたらいいのかと
聞かれたらノーと答えます・・・」


「小さな喧嘩したり色々あっても
一緒に居たいと思える方と、
私は居心地のいい家庭を築きたいです」


「なので、お付き合いしてみて
そう思える時に改めて結婚のことを
意識して進めたいと思っています」


今まで明確にはなかったことが、
この時はなぜか一度も噛みもせずに
すらすらと言葉がでてきました。
もしかしたら本心ではずっと
こんな風に思っていたのかも・・・。


私が全て話し終えるのを待って
マキさんは苦い顔をされました。


「それは理想像であって、
ある意味ではリアルじゃないよね」


「家庭が居心地がいいだなんて
他人なんだから無理なことだよ」


「自分がどんな家庭を築けるかなんて
結婚してみないとわからない」


「平和な家庭に育ったから
そんな風に思えるんじゃない?」


と、苛立ったような口調で言うと、
マキさんはそこから自分の生い立ち
についてかなり深く話し始め・・・。
個人のことなので詳細は避けますが
苦労をされたということでした。


こういう濃い話しというのを
異性の方と話すのは初めてで、
どういう反応が正しいことなのか
わからずに戸惑っている私に、
マキさんは大きくため息をついて


「平和ボケしてると想像できないね」


と、コーヒーを飲み忘れられていた
デザートを黙々と食べ始めました。


すっかり取り残された私は、
美味しい頃合いです!という
必死にアピールをしてくれていた
パンケーキが冷めたように、
私も意気消沈してしまいました・・・。